【書籍】ネットが味方になるWebマーケティングの授業

2014年08月20日
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ネットが味方になるWebマーケティングの授業

(株)ビットギャザー代表の伊藤新之介さんが教わる人という設定で3人の講師との会話形式で書かれています。

1人目は最近高知県に移住しているブロガーのイケダハヤト氏。
2人目はネットニュース編集者の中川淳一郎氏。
3人目はライフネット生命保険の代表出口治明氏です。

結論から言うと、面白かったのは3人目の出口代表だけでした。教わる人の伊藤氏も「はじめに」の中で出口代表の授業を個人的に最も読んでいただきたい授業と言っています。

ということでライフネット生命の出口代表の話の中で印象に残った2つの話をまとめます。

ダイバーシティ

ライフネット生命はリアルな営業組織を一切持たずにネットのみで申込みを集めている生命保険会社ですが、スタッフ同士の相乗効果を高める為にダイバーシティの考えを重視しています。

ダイバーシティとは
違った人間同士の脳を足していったときの知識、経験、アイデアの総量のこと。違った能力・価値観をもった者同士が集めることで難しい問題でも解決できる組織の状態にします。

この考えから、ライフネット生命のスタッフの半分は保険の素人であり、社内プロジェクトに必ず最低一人は素人を入れるそうです。そんな環境なので、医療保険の支払いに「医師の診断書が必要」という業界の常識を疑います。厚生労働省の方針が変わり医療の見える化を始めたことから領収書が詳しくなりました。それなら医療点数が全部分かる領収書があれば十分じゃないかという発想が生まれます。そして、医療保険の給付金請求書類から医師の診断書を保険会社で初めて不要としました。

斬新ですね。新しい発想を生むために業界に染まっていない普通の人の考えを大事にしています。

ハトが選んだ生命保険に入る

別々の保険料が書かれた3枚の皿に豆を入れて、鳩が食べた皿の保険を契約するというPRキャンペーンです。考えたのは30代スタッフ。

このキャンペーン実行前に出口代表は「そんなふざけた企画は意味があるとは思えない」と大反対しています。しかし、このキャンペーンは成功していまうんですね。

それ以来こういったキャンペーンの実行には事前説明を厳禁してしまいます。そこまで徹底した理由が面白くて60代の感性で若い世代の発想を聞いても理解できないから。「これをやってくれ」と言われれば指示どおり動き、マーケティングには一切口を出さず結果だけで判断するそうです。

企業のトップは説明さえ受ければ必ず理解できるというあり得ない幻想を抱いていると言っています。人間には分からないことが山ほどあって、もっと謙虚にならなければならないということですね。

この考えはトップとしての役割を放棄しているように見えますが、逆で分からないことを決断するのがトップに課せられた機能であると言っています。ビジネスの世界では分かるまでゆっくり考える時間は無いということもあるのでしょう。瞬間的に下した決断を成功に導くために経営者は「本を読み、人と会い、旅をする」ことでもっと勉強しなければいけないと。日本の大企業からベンチャー企業まで経営者は圧倒的な教養不足と断言しています。こんな厳しい指摘も出口代表から出た言葉なら妙に納得していまいます。魅力的な方です。

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