【書籍】一流の人は上手にパクる―仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング

Sponsored Link

読書

一流の人は上手にパクる 俣野成敏著

著者である俣野成敏さんは、シチズン時計(株)時代に会社の経営悪化を理由にリストラ候補になりますが、一念発起して社内企業。年商14億企業を生み出します。

その後33歳で現役最年少役員、40歳で史上最年少に上級顧問に就任した経歴を持っています。

現在は独立しており、シチズン時代の経験などから得た、仕事のアイデアがわいてくる「大人のカンニング」をこの書籍で勧めています。

大人のカンニングとは、他でうまくいっていることを盗み見し、自分のアイデアに変えるビジネスセンスのこと。

まあ予想通りの定義です。

この大人のカンニングを上手に行うために必要な3つのステップとして、「情報収集力」、「情報変換力」、「情報応用力」を上げています。

情報収集力

カンニングというぐらいですから、カンニングをする対象、つまり素材となる情報が必要です。それを集める力。もちろん有益なものを。

そのために必要なことの一つとして言葉のセンスが求められるとしています。

どういうことかと言うと、人から聞く話は適切な質問により内容は濃くなりますし、ネットから得られる情報は、検索窓に入れる言葉で変わるということです。

これはその通りだと思います。特にネットは膨大な情報を簡単に検索できますが、自分が必要とする情報を得ることができるかは個人差がかなりあると思っています。

情報収集力の低さは、ビジネスにおいては致命傷になりそうです。

情報変換力

素材となる情報がたくさんストックできても、それらの情報を自分の仕事に合ったものに変換できなければ使い物になりません。

変換方法には決まりは無いので自由だと著者は言っていますが、効果的に変換するには従来の視点とは異なるところから自分の仕事を見直すこと。

やり方は、逆方向から考えることです。

アメリカのサウスウエスト航空はこの逆方向からの思考で成功したそうです。

サウスウエスト航空は格安航空会社です。格安にするためには「ターン時間」の短縮が重要です。ターン時間とは到着した飛行機が再度飛び立つまでの待ち時間です。機内の清掃や荷物の積み下ろし、機体検査などは会社側の工夫で短縮できますが、問題は乗客が機内に乗り込む時間の短縮です。

乗客が乗り込む時間を短縮させるためにとった方法が、座席を全席自由席にすることです。指定席なら搭乗直前でも同じ席ですが、自由席ならいい席を取るためには早めに搭乗しなければなりません。

サウスウエスト航空は、乗客の立場でどうしたら早く乗り込みたくなるかという視点で考えたわけです。会社の立場とは逆方向からの目線を上手く使った例です。

情報応用力

先に書いた情報変換は料理で言えば、皮をむいたり、切ったり下ごしらえ。そして、情報応用とは実際に調理する段階です。

情報応用力に役に立つ知識として、北端康良著「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」の中から9つの時代のニーズを紹介しています。

1.変わりたい
2.安定・安心したい
3.自立して、強くなりたい
4.教えて欲しい
5.助けてほしい
6.簡単に、すぐにできるものが欲しい
7.夢がほしい
8。現実を忘れたい
9.つながりたい

画一的な世の中の常識は通用しなくなり、これまでの価値観では満たされない時代のニーズです。ビジネス成功のためには、これらのニーズに応えるアイデアじゃなければ、受け入れられにくいということを書いています。

■さいごに

本の中で、現代は「マインドシェアからタイムシェアの時代」と書かれています。

マインドシェアとは顧客があなたの会社のブランドを日頃どれくらい考えているかという割合を示すもの。一方、タイムシェアとは一日の中で人が実際にどれだけ、そのことに時間を割くか示すものです。

iPhoneに代表されるスマホは極めてタイムシェアの高い製品ですね。そのため、オーディオ家電からデジカメ、ビデオカメラ、テレビ、雑誌、新聞、腕時計、ゲームなど多くの市場に脅威を与えています。

これからはビジネスにおいて、同業他社に目を向けていても、勝ち残れないということが分かります。ライバル視すべきは同業他社ではなく、他業種。その思考が違ったアイデアを出すヒントになりそうです。

関連記事

福岡のウェブデザイン事務所「ハブワークス」

HP作成・リニューアルは福岡のハブワークスまでお気軽にお問い合わせください。ウェブサイト公開後の修正・更新もお任せください。フリーランスだからできるリーズナブルな料金設定でサービスをご提供いたします。