劇団ミリカ夢e-studio「岩門城主 原田次郎種直~花若、父を偲んで鎌倉へ上るの段~」を観てきました。

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ふとしたタイミングで偶然出会うイベント。そこで芸や歌を披露する人たちを食い入るように見て楽しむ我が息子。そしていつも「面白かった」と威勢のいい拍手で締めます。

そんな息子なんで、きっと楽しんでくれるだろうと、本日ミリカローデンで行われた劇団ミリカ夢e-studioの定期公演「岩門城主 原田次郎種直」に2人で行ってきました。

劇団ミリカ夢e-studioの定期公演「岩門城主 原田次郎種直 ~花若、父を偲んで鎌倉へ上るの段~」

開演し、幕が上がると語り手と琵琶奏者が並んで座を占めています。

それから20分以上、「諸行無常の響きあり〜」と平家一族が壇ノ浦の戦いに敗れ、安徳天皇がそのまま身を投じるあたりの時代背景が語られます。

隣に座る息子は「こんなのなの?」と小声で聞いてきます。喋っている内容が難しすぎてチンプンカンプンなんでしょう。当然です。息子はまだ6歳です。

完全に読みをあやまりました。「ごめんよ息子」

2015-06-21 11.41.02s

集中力が切れかけている息子の耳元で、舞台で演じられる内容説明を小声で囁きながら、なんとか前半は終了。

10分休憩を挟み、後半が始まる頃には完全に集中力が切れてしまいました。

ここからはあれに頼るしかない。あれとは、通っていた保育園の1歳下の男の子がエキストラとして出演予定になっているのです。

これは入場時に配布されるパンフレットを見て息子が気が付きました。その男の子がまだ出てきていないのです。

「出てくるまでは観ようよ」と騙し騙し必死です。

そんな感じでなんとかエンディングまで観ることができました。なんか疲れた。

2015-06-21 12.54.29s

■さいごに

息子の話ばかりで、公演の内容についてほとんど触れていませんでしたね。

岩門城主原田種直は、芦屋の港の戦いで敗れ切腹したと伝えられています。13年後息子の花若は、その戦いで敗れた原田一族の生き残りを幽閉している鎌倉へと藤王と共に旅立ちます。

そしてついに鎌倉で源頼朝の許しを得て、一族の唯一の生き残りと面会します。それがなんと原田種直だっとという話。なぜ切腹し死んだはずの種直が!?

この答えは公演の序盤で演じられています。花若をお供し、鎌倉へ旅立った藤王の父が身代わりとなり切腹していたのです。親子二代に渡って支え続けるというなんとも切ない物語でした。

何かの縁で那珂川町に住んでいますが、伝承地としての魅了あふれる地です。その伝承を伝えながら、ここを拠点に活動している劇団ミリカ夢e-studio。次回公演は一人でゆっくり観に行きたいと思います。

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