ホームページを公開するには、制作したファイル類をサーバーにアップしなければいけません。
この時、利用するのがファイルを転送するプロトコルであるFTPです。
PCからFTP接続する場合は、windowsならコマンドプロンプト、Macならターミナルから行うことができますが、ほとんどの方がFTPクライアントソフトを使っていると思います。
ちなみに私はFilezillaを使っています。
FTPはTCPの21番ポートを使って転送制御を行い、20番ポートでデータ転送を行っています。転送制御のポートが独立しているため、転送の途中で動作を停止するようなコントロールがしやすくなっています。
アクティブモードとパッシブモード
21番ポートで制御用の接続が行われると、20番ポートでデータを転送するための接続をつくります。
この時、サーバ側からクライアントに対して接続を開始するのがアクティブモード。クライアント側からサーバーに対して接続を開始するのがパッシブモードになります。
私が使っているFilezillaでもどちらかの転送モードを設定画面から指定しなければなりません。
パッシブモードが推奨になっていますね。
これは、クライアント側のネットワークの多くはファイアウォールによって外からの不正侵入を防いでいるからです。
アクティブモードはサーバーから転送データ用の接続を作るので、クライアント側から見れば、外からの侵入になります。ここで接続が許可されなければファイルの転送が開始できません。
だから、パッシブモードが推奨だというわけです。