百田尚樹氏のリツイート祭りによりtwitterのタイムラインが「カエルの楽園」の感想で埋め尽くされた時は、リツイートを非表示にして回避していたのですが、気がつけばベストセラー作品。
内容はだいだい漏れ伝わってきていますが、著者自ら「私の最高傑作」と断言しているくらいですからね。読んでみました。
内容紹介
安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こるまでは―。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」。
3戒を信じるナパージュのツチガエル
主人公はアマガエルの「ソクラテス」
毎日のようにダマガエルに食べられるので、長老たちの反対を押し切って60匹の仲間たちと国を捨て、安住の地を求めて旅立ちます。
ですが、安住の地など無く、とうとう「ロベルト」と2匹だけになってしまいます。
そして死を覚悟して、2匹で岸壁を登った先にあったのが平和で豊かな国「ナパージュ」
そこは、
・カエルを信じろ
・カエルと争うな
・争うための力を持つな
という3戒を守れば、世界は永久に平和だと信じているツチガエルの国。
まさに「カエルの楽園」
ナパージュは日本
とまあカエルのお話なのですが、これ現在の日本を揶揄してます。
ソクラテスとロベルトが決死の覚悟で辿り着いた国「ナパージュ」がもちろん日本です。「japan」を逆から読んでますね。
ツチガエルが信じている3戒は憲法9条でしょうかね。
巨大なワシの「スチームボード」が在日米軍、「ハンニバル兄弟」は自衛隊かな。
「ナパージュのカエルほど残虐なカエルはいない」と過去の行いを謝るために「謝りソング」を合唱させる権力者「デイブレイク」や最年長の元老「ガルディアン」がスチームボード、ハンニバル兄弟を排除した時、ウシガエルが攻めてきた!
果たして3戒はこの危機を救ってくれるのか。ツチガエル達の運命は・・・・・
という話です。
賛否両論はあるでしょうが、ベストセラーですからね。話題性だけではなく、評価している人が多いのでしょう。
■さいごに
参院選の公示日前ですが、政党の宣伝カーが大音量で安全保障関連法廃止を訴えてます。
ボリュームを絞ってもっと冷静に話さないと、この本を読んだ人には「ガルディアン」や「デイブレイク」を連想されそうですね。
百田尚樹氏のしてやったり顔が目に浮かびます。