Googleの検索順位が大変動!
8月23日頃からGoogleの検索順位が大きく変動しています。知らない方もいると思いますが、サイトの検索順位はほぼ毎日動いています。今回はその振り幅が極端に大きかったわけです。その動きは週末を憂鬱な気持ちで過ごしたSEO担当やアフィリエイターが多くいたんじゃないかと予想できるレベルです。
この検索順位の変動はサイトを運用していれば日々把握しておくことは大変重要です。その際、自分のサイトだけが動いたのか、それとも検索エンジン全体で大きな変動が起きたのかによって、その後の取るべき動きが変わってきます。
それでは検索エンジン全体の動きを知るにはどうしたらよいのでしょうか?大変便利な無料ツールがあります。namaz.jpです。
namaz.jp
Google順位変動とパンダアップデート、ペンギンアップデートなどの対策情報がグラフで確認可能な無料ツールです。
そして、このnamaz.jpはGoogleで平均を超えた変動を感知した場合にアラートメールで知らせてくれるサービスがあります。今週末はこのアラートメールが連日届きました。
namaz.jpを確認すると、今朝も大変動です。下のグラフは直近1年間表示にしていますが、ここ3日間の変動が際立って大きいことが分かると思います。
ペンギンアップデート3.0が実施されたのか?
今回の大変動についてはGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が「ペンギンアップデートのローンチに向けてエンジニアは現在取り組んでいる」と発言していたことから、ペンギンアップデート3.0が実施されたのではという記事が目立ちます。
ペンギンアップデートとは
Googleが検索結果スパムやGoogleのガイドラインに違反して故意に順位上昇させようとしているサイトの排除を目的とした新しいアルゴリズムのことです。
ペンギンアップデートは、2012年4月24日に初めてリリースされ、ペンギンアップデート2.0は、2013年5月22日に実施されました。
名前の由来はペンギンの見た目からです。「白と黒をハッキリさせるぞ!」ということです。他にはパンダアップデートなんていうのもあります。
検索順位チェックツールGRCを見てみると、このサイトや管理している他のサイトでも検索結果の1ページ目に表示されていたサイトが圏外まで飛ばされるケースがありましたが、SEO対策に外部リンクはほとんど力を入れておらず、コンテンツSEO(質の高いオリジナルコンテンツを継続的に作成・追加することによって、検索エンジンからの自然流入を増加させる集客施策)を行っているので、今朝までに大半が飛ばされる前の順位あたりに戻ってきました。
果たして今起こっている大変動はペンギンアップデート3.0なのでしょうか?Googleの正式発表を待たないとなんとも言えませんが、個人的にはペンギンアップデート3.0をローンチしたが、Googleが意図した変動を示さず、アルゴリズムに手を加えているのでは無いのでしょうか?そう考えると検索順位が安定するまでまだ時間がかかるかもしれません。
理由はともあれ大幅な順位変動が起こっていることは事実です。今後も同じようなことは起こり続けます。サイトの内容を重視せずテクニックに走るSEOは大変危険です。私にも外部リンクを買うSEOを営業してくる会社がありますが、注意しましょう。Googleからペナルティを受けてインデックスから削除されたら最悪です。
そうならないためにも中長期的な視点に立って、検索エンジンを利用するユーザーに喜ばれるコンテンツ作りを継続的に行っていくことが大切です。