【書籍】エデン 近藤 史恵 (著)

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内容紹介
あれから三年―。白石誓は唯一の日本人選手として世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。しかし、スポンサー獲得をめぐる駆け引きで監督と対立。競合チームの若きエースにまつわる黒い噂には動揺を隠せない。そして、友情が新たな惨劇を招く…。目指すゴールは「楽園」なのか?前作『サクリファイス』を上回る興奮と感動、熱い想いが疾走する3000kmの人間ドラマ。

エデン

「サクリファイス」の続編です。前作を5年以上前に読んだ時には「続編が読みたい」と強く思ったはずなのに、時間の経過とともにその気持ちが冷めて今頃になってしまいました。

今回の舞台は世界最高峰の自転車レース、「ツール・ド・フランス」

自転車レースに全く興味が無い方でも、このレース名だけは聞いたことがあるじゃないでしょうか。

私も10代の頃、実家のBSで何度か観ていました。フランス国土を3週間かけて一周するステージレース。全く関心は無かったはずなのに、レース映像の迫力と躍動感そして危険性にハラハラして、いつの間にか目が離せなくなっていたことを思い出します。

ただ予備知識ゼロで観ていたので、このロードレースに存在するチーム内外での熾烈な駆け引きには気付けませんでした。

今回本書で近藤さんが書く「ツール・ド・フランス」の世界を読んで、その奥深さを知り、もうお腹いっぱいです。

すっかり魅了された私は、来年の7月から行われる「ツール・ド・フランス2016」に向けて下調べを開始しました。昨年は日本人も数名出場していますね。YouTube でもこれまでのレース映像を漁ることになりそうです。

サファリクス同様にサスペンス要素も盛り込まれています。

前作と同じように誰かが死にます。そしてその鍵は今回もドーピング。ロードレースにはドーピングはつきものなのでしょうかね。

ネタバレするのでこの辺にしておきますが、スポーツ物につきものの青春要素だけではない近藤史恵さんの小説の面白さを堪能することができました。

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