昨日、Twitterボタンのデザインが変更が完了しました。新デザインは次の通りです。
見て分かる通り、なんとツイート数の表示がなくなっています。これかなりインパクトのある変更なのにアナウンス少なすぎるよ!
バルーンが表示されないとなると表示崩れを起こしたり、ツイート数をランキングなどに利用している場合には仕様変更を余儀なくされます。
もちろん私が制作させてもらったサイトもこの通り。バルーンが表示されないだけではなく、ボタンのサイズが変わっているのでカラム落ちしています。
パディングを調整して応急処置しましたが、なんとウェブ制作者泣かせなことか。こんなことをサラッとやらないでくれよ!
今回の変更についてのTwitter社の発表
持続的なプラットフォームのための難しい決断の中で次のように説明しています。
ツイートボタンのカウントはある特定のURLを含んだツイートの数を表示しますが、この数字は皆様のコンテンツに対するTwitterのインパクトを反映していません。この数字は、リプライ、引用リツイート、同じコンテンツを表すが異なるURLを含むツイートといったものを含まないだけではなく、このURLをツイートしたユーザーにどれだけ多くのフォロワーがいるかといった情報を含まないからです。
なんかこれ本音じゃない気がする。
もう一つありました。
ツイートボタンのカウントのシステムはCassandraに依存しています。Twitterでは保守性の観点から強固でシンプルなプラットフォームを目指しており、Cassandraから、Twitterが開発したリアルタイムでマルチテナントな分散型データベースのManhattanに移行しています。ツイートボタンのカウントはCassandra上で運用されている機能の最後の一つです。他のすべての開発組織と同様、Twitterでもトレードオフを行わなければなりません。この機能を廃止するか、モダンな技術スタック上で再構築するかの選択をする必要があります。再構築するにはコストもかかりますし、デベロッパーコミュニティにとって、他のよりインパクトのある機能の開発を遅らせてしまうかもしれません。最も影響の受けるいくつかのお客様の意見をうかがった結果、この機能を継続しないことを決定しました。
なるほど。こっちの技術的な問題がデザイン変更の理由ですね。そもそもカウントAPIは公式に公開されたパブリックAPIには含まれていなかったのでTwitter社も強気な対応ができるのでしょう。
ホームページとSNSを連携させることは今では当たり前になっていますが、今後は納品後に保守契約を結ばない場合には気軽に導入するのは控えた方がいいかもしれませんね。
「こんな変更知らなかったよー」という方は、急いでご確認ください。