ホームページと言えばSEOというぐらい、みんな関心のある分野です。
しかし何がSEO対策として効果的なのかという話になると、出てくるのはテクニック論ばかり。
知っていれば簡単にマネできるテクニックが対策として効果があるはずがありません。
簡単にマネできないから、その対策には意味があるということを肝に銘じてください。
見出しタグは決定的に重要だと言えるものではない。
これは、「海外SEO情報ブログ」で紹介されていたGoogleのJohn Mueller氏の発言です。
見出しタグはコンテンツの文脈を理解するのに少しだけ手助けになる。だが特効薬となるようなものではない。
なので、見出しを正しく使っていないからといって、「これは問題だ。アルゴリズムで順位を下げよう」と私たちは判断したりはしない。
見出しタグは、構造を理解する役に立つが、決定的に重要だと言えるものでもない。
そういった観点からすると、意味的な視点から見てh2の下にh3を置くことに意味があると考えるなら、そのようにコンテンツを構成すればいい。もちろん、そうすればいい。
でももしサイト全体のデザインをやり直ししなければならないなら、おそらくもっと力を注ぐべき重要なことがほかにあるだろう。
最後の「おそらくもっと力を注ぐべき重要なことがほかにあるだろう」
いいですね。このような発言をGoogleはバンバン出して欲しいです。
SEO対策については完全に間違った情報や過去には意味があったが、今はほとんど意味をなさないことを信じている人がまだまだ多い。
この仕事をしていると無駄なことに時間を割いて、本来取り組まないといけないことから目を背ける人や意味のない有料対策にお金を出す人を本当によく見かけます。
こういった方々にに共通していることは「楽して儲けたい。」
若くして成功しているIT社長の影響でしょうか。ネットは楽して儲かるというイメージがあるんでしょうね。
ネットビジネスは商圏が圧倒的に広く、運営コストが低いので、成功すれば儲かるのは事実ですが、楽ではない。本気で取り組まなければ、誰も相手にしてくれないシビアな世界です。
見出しタグをあれこれ気にかけている時間があるなら、ユーザーに有益な情報を増やしたり、商品写真をパワーアップしたほうが、ずっとマシですよ。