WEBデザインを個人でやっていると、ほとんどの方に理系出身だと勘違いされますが、学生時代はバリバリの文系でした。
どうしてもやりたいことがあるから文系を選んだわけではなく、数学よりは国語のほうが得意だったという程度です。
子供の頃そろばんを習っていたこともあり、小学生の算数、中学校の数学までは問題ありませんでしたが、高校でつまづきました。
部活でやっていたサッカーが忙しくて、試験前だけ集中して暗記する勉強法を1、2年はやってしまったせいで、三角関数や微分積分なんかは理解が中途半端です。
よくそれでセンター試験を乗り越えたなと思いますが、それもすべてマークシートがなせる技ですね。
数学の勉強をやり直したい欲求が高まってきた。
今ではサイト制作の大半はWordPressを使ってCMSを実装しますし、CSSもSassで記述してコンパイルするので、効率的なコードを書くためにはやはり数学の理解が必要だなと感じるようになりました。
また、来年は時間を作ってiPhoneアプリを制作したいという考えがあるので尚更です。
そんな時にいい本に出会いました。
『数学ガールの秘密のノート』ベクトルの真実
プログラマ兼技術ライターである結城浩氏が書いた本作は、数学を題材として、高校生の「僕」と中学生のユーリ 、高校生のテトラちゃん、ミルカさんが会話形式でトークを繰り広げていく物語です。
これまで数学を題材にした本を何冊か読みましたが、ほとんどが紙と鉛筆を用意して読む必要があり、もっぱら風呂や布団に寝て本を読む自分には不向きでした。
その点、この本は対話形式なので紙と鉛筆が無くても理解しながら読み進めていけます。
仮に理解できない話が出てきても、私の心が分かるかのように、すかさずユーリやテトラちゃんが「よく分からない」と発言して、「僕」やミルカさんが分かりやすく説明してくれるので、とても助かります。
おかげでベクトルの内積の応用など理解をかなり深めることができました。
■さいごに
『数学ガールの秘密のノート』シリーズは今回読んだ「ベクトルの真実」を含めて計6冊出版されていて、さらに数学を題材にした小説『数学ガール』も5冊出版されています。
今後『秘密のノート』シリーズを読破したら小説も読んでみたいと考えています。
ケイクス(cakes)でも同タイトル「数学ガールの秘密ノート」でWEB連載されているので、興味がある方はぜひ一度覗いてみてください。