iPhoneを用いた脳梗塞の臨床研究アプリ「Heart & Brain」を試してみた

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慶應義塾大学が不整脈・脳梗塞を早期に発見して生活の質を守ることを目的としたiPhoneアプリ「Heart & Brain」を開発し公開しています。

実は私、脳梗塞の経験者なんです。

と言ってもいきなりぶっ倒れたわけでも、言葉がうまく喋られなくなったわけでもないのですが、今から4年ほど前に朝起きたら左足に力が入らないので、自分で車を運転して病院に行ったんですよ。そこで検査しましたが原因が分からず、先生に「症状が悪化したらまた来てください」と言われて帰ったんですよね。

そしたら次の日症状がさらに悪化。また自分で車を運転して病院へ。この時には左半身の麻痺がひどかったので今考えたら無謀な行動でしたね。

病院で先生に診察を受けるなり、顔が歪んでると言われて慌てて検査すると脳梗塞。脳梗塞は発見が早ければ、後遺症が残る可能性が減ると言われているので、先生も焦っちゃって「すぐ入院してください!!」ってな具合で点滴とリハビリの日々にそのまま突入なんてことがありました。

もうこの時には独立して今の仕事をしてましたので、先生に「もう大丈夫です」と言って10日弱で退院させてもらいました。

退院後は食事療法といくつかの薬を飲むようにの念入りに指導されましたが、退院した日に快気祝いの飲み会があって、普通に酒を飲んでいたくらいなので、全く守れていません。反省。

その後再発はしていませんが、九大かなんかの追跡調査には協力しているので、毎年一回生存確認のような電話があります。

そんな私が脳梗塞の臨床研究アプリ「Heart & Brain」を試してみました。

Heart & Brain」アプリをiPhoneにインストールします。このアイコンぱっと見どこか外国の国旗のように見えるんで変えた方がいいんじゃないかな。

インストールが済んだら、アプリを開いて「日本語使いますか」なんて質問の後に、データ収集についての説明があるので、次へをタップして進みます。「所要時間は20分程度だぞ」とか「試験はいつでも中断できるよ」と安心させて規約に同意です。そういえば最初の方にテストに参加することに承諾する署名もしました。

そして、いよいよアンケート調査やiPhoneに内臓されたセンサーを用いた運動評価などを行います。

iPhoneに内臓されたセンサーを用いた運動評価など

いろいろやって終了!!

結果はいかに!?

質問票の結果は指標が2つあって、心不全、高血圧、75歳以上、糖尿病、脳卒中の既往の頭文字をとったCHADS2スコアとそれに血管疾患、年齢(65歳〜74歳)、性別の3つを加えたCHADS2-VAScスコア。どちらも2だったので脳梗塞リスクスコアは2でした。

CHADS2スコア2の脳卒中発症率は2.5%/年らしいです。

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その他にも運動麻痺評価や協調運動評価、顔面運動評価などがありますが、結果を示すグラフに対して個別のコメントが出るわけではないので、見てもよくわかりません。一般的な説明だけではなく、もう少し調査結果に対する説明が欲しいと思いました。

でももしかしたら、「再発してますよ」なんて怖い結果が出やしないかと多少は心配していたので、とりあえず良かったです。

よく分からない結果が出ますが、取得したデータを解析することで病気早期発見の可能性を探るという世の役に立つアプリらしいので皆さん一度お試しください。

ちなみに収集されたデータは、個人が特定できない形で保存され、臨床研究データ解析以外の他の目的に使用することはないらしいですよ。

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