WEBサイト制作をやっている立場上、ご依頼のお客様に応じて様々なサーバーにFTPでアクセスします。
その際に、アップロードしたファイルの更新時間が大幅にずれていることがあります。
更新時間にズレが生じる理由
それは、サーバー側のタイムゾーンがUTC(協定世界時)に設定されているためです。
UTC(協定世界時)とは
UTCとは、全世界で時刻を記録する際に使われる公式な時刻。天体観測を元に定めるGMT(グリニッジ標準時)とほぼ同じだが、SI単位系の1秒(セシウム133が91億9263万1770回振動する時間)を原子時計で計測して決定している。
一方、日本で私達が使用しているPCは位置情報に基づいて自動でタイムゾーンを設定している場合が多いので、JST(日本の標準時)になっています。
JST(日本の標準時)は「UTC+09:00」と表記されるように、UTCを9時間進めた時刻。
つまりこの環境では更新日時に9時間のズレが生じるということです。
対処法
使用しているサーバーによってはタイムゾーンの設定をいじることができると思いますが、私の立場ではお客さんが契約しているサーバーのホスト設定情報しか把握していないことがほとんどですので、FTPクライアントソフトで対処します。
ちなみに私が日頃使っているFTPクライアントは「FileZilla」です。
まずサイトマネージャーを開き、対象のエントリを選択した状態で詳細タブを開きます。
一番下にサーバーのタイムゾーン オフセットの調整と表示されている項目を-9時間に変更してOKで確定。
更新日時のズレが解消されていたらこれで対処完了です。