WordPressは3月にPHP5.2からPHP5.5までのバージョンのサポートを終了すると発表し、WordPress5.1からはPHP5.6以下を使用しているユーザーにPHPの更新を促す通知をダッシュボードに表示していました。
そして、WordPress5.2からPHPの最低バージョン5.6.20という条件を満たさない場合には更新ができなくなっています。
今後は早いタイミングでPHP7以降を最低必須バージョンにしてくると予想されますので、サーバーのPHPバージョンをアップする場合にはできればPHP7以降にすることをオススメします。
PHP7以降へのバージョンアップのメリット
WEBサイトの表示速度が上がる
メモリ管理手法の変更やデータ構造の改善により、バージョン5系と比較するとバージョン7系は内部命令実行数が1/3に削減され、パフォーマンスが約2倍向上しているそうです。
WEBサイトの安全性が上がる
PHPは大変人気のある言語ですので、セキュリティホールがあればハッカーの標的にされます。古いバージョンには修正プログラムが提供されていないので、外部から攻撃を受けたり、ウイルス感染のリスクが高くなります。
PHPバージョンアップにはご注意を
バージョン7系は下位互換性が高いとされていますので、バージョンアップに伴うエラーが全く無いケースもありますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能がありますので、作業後の確認もしっかり行う必要があります。
特にWordPressのプラグインを多用していると、エラーに悩まされる結果になりやすいですので、バージョンアップ前にはバックアップを忘れずに!