Appleが毎年6月に開催している開発者向けカンファレンス、World Wide Developers’ Conference 2014(WWDC 2014)が開催されました。
情報では、新型iPhoneの発表は無く、OS Xの新バージョン「Yosemite」とiOSの新バージョン、「iOS 8」の2つが中心のようです。
ITmedia ニュースによるとOS Xの新バージョン「Yosemite」の新機能、機能強化は
・通知センターの改善(ウィジェットにあったものが通知センターでチェックできる)
・Spotlightの強化:検索バーが画面中央に表示され、ファイル、カレンダー、連絡先、App Storeなどを検索できる
・iCloud Drive:Finder内でiCloudを直接見られるようになる
・Markup:メールの画像に矢印やフキダシの追加などができるツール
・Mail Drop:iCloudのファイルを添付ファイルとして送受信できる
・Safariの改善
・Handoff:MacのアクティビティをiOS端末に送る(逆も可)
iOSの新バージョン、「iOS 8」は
・写真編集機能の強化:明るさの直感的な調整機能、傾き補正、フィルターの追加など
・カメラ:インターバル撮影機能の追加
・写真検索機能の向上:撮影日や撮影場所での検索が可能
・Family Sharing:ストアで購入したコンテンツの家族での共有
・IMEの予測変換機能追加
・メッセージへの音声添付
・Health:健康管理アプリ。心拍数や消費カロリーを記録・分析できる
・HealthKit:パートナー医療機関などにユーザーの生体データをセキュアに提供する
・Homekit:対応する端末や家電(照明、サーモスタット、ドアロックなど)をSiriでも制御できる
印象としては「Yosemite」は「iOS 8」との連携を強化しています。iPhone、iPadの普及をMacへさらに波及させようという狙いでしょうか。
個人的に楽しみなのはiCloudをアップグレードしたクラウドストレージ「iCloud Drive」ですね。
DropboxやGoogle Driveのような使用方法で共有できるようになります。
価格はiCloudと同じく5GB(無料)で、20GBが月額0.99ドル(約100円)、200GBが3.99ドル(約400円)。最大1TBまでのアップグレードが可能。
これはいいですね。
「Yosemite」、「iOS 8」ともに正式版のリリースは今秋の予定です。